中国南部の山岳地帯に暮らす**ヤオ族**による、
伝統的な女性衣装の上着です。
深い黒地の布に、緻密な**手刺繍(てししゅう)**が施され、
朱赤・緑・白の糸で織りなす幾何学文様は、
生命・守護・繁栄を象徴する祈りの模様とされています。
胸元から背中にかけて広がる刺繍部分は、
ヤオ族独特の「護心文様(ごしんもんよう)」構成。
祖先や自然の精霊を身に宿すための神聖なデザインであり、
一針一針に深い信仰と美意識が込められています。
袖には紅色の横縞織が施され、
黒と赤のコントラストが非常に美しく、
古代の構成美と現代アートを思わせる力強い印象を与えます。
これは単なる衣服ではなく、「物語をまとう布」。
祈りと時間、そして手仕事のぬくもりが宿る一点です。
【仕様】
年代:推定1960年代頃
技法:手刺繍(平繍・挑花)
素材:綿布 × 絹糸
サイズ:約 身幅58cm × 着丈62cm
状態:ヴィンテージ品(経年によるわずかな退色あり)
【おすすめの用途】
・民族衣装・伝統工芸のコレクションに
・ギャラリー・カフェ・茶室などの壁掛けインテリアとして
・ファッションデザイン・テキスタイル資料に
・民族文化研究や舞台衣装にも最適
【この作品の魅力】
手刺繍による一点物のアートピース
強い生命力と祈りを感じる幾何学デザイン
赤と黒のコントラストが生む深い存在感
機械では再現できない、手仕事の温かみ
紅頭ヤオ族/ヤオ族刺繍/瑶族衣装/民族衣装/民族刺繍/中国民族/手刺繍/伝統工芸/ビンテージ布/民族アート/アンティーク衣装/テキスタイルアート/ハンドクラフト/一点物/文化遺産/アジア布/フォークアート/民芸/古布/装飾布/ヴィンテージファッション/インテリア布/骨董/手仕事
カテゴリー:
ハンドメイド・手芸##ファッション##コート・ジャケット